比護結子ゼミ
比護結子ゼミ
わたしのオクシブ
桑沢の学生が3年間通った渋谷の街。
最後の1年で渋谷をさらに深掘りして、今まで気づかなかった渋谷の一面を探します。
桑沢の校舎からほど近い「奥渋」と呼ばれるエリアの300m×300mをサイトとし、ゼミ前半は解像度を上げて街を観察し分析します。
東端には代々木公園と高層のビルが立ち並ぶ井の頭通りがあり、その裏には「春の小川」の舞台として有名な河骨川を支流にもつ宇田川が暗渠になった緑道や、昔ながらの商店街の趣きを残す神山通り(オーチャードロード)、西側は高低差のある特徴的な地域で、高台には大使館や大邸宅、坂の下にはアパートや住宅が密集するエリアがあり、商業、住宅、観光など様々な要素が凝縮されている地域です。今後、神山通りに通じる東急百貨店本店跡地の再開発もあり、今後この街は変わっていくと思われます。共通テーマは、この街を理解し、今後どのように変わっていくとよいのか、皆で考えること。街を歩き自分の目で見て五感で感じる、歴史を知り過去や未来の姿を想像する、人や自然と対話してみるなど、様々な切り口で街を見つめ発見したことを共有します。
ゼミ後半では、このエリアで各自「場所」を選定し、少し先の未来の空間をデザインします。商業、住宅、観光の共存、街の魅力を増幅させる商業施設、プライバシーを確保しながらもワクワクする暮らし、自然や歴史を感じられる街並みなど、各自の視点でテーマを見つけ、作品を制作します。
担当教員
比護 結子
建築家
大松俊紀
桑沢デザイン研究所 専任教員
比護 結子
建築家
1997 東京工業大学大学院 修士課程修了、1999 一級建築士事務所ikmo共同設立、桑沢デザイン研究所、芝浦工業大学 非常勤講師
2009「東京建築士会 住宅建築賞」受賞、2015「グッドデザイン賞2015」受賞、2017「平成29年度住まいのインテリアコーディネーションコンテスト」優秀賞、2017「第9回JIA中国建築大賞」住宅部門優秀賞、2020「千葉県建築文化賞」最優秀賞 等