〜新たな都市の回遊空間〜
都市の中に、子どもたちが自由に遊び、大人も歩くことを楽しめる新しい散歩道をつくる提案。
奥渋のまちを歩いた際、公園など遊ぶことが出来る空間があるにもかかわらず、子どもの姿がほとんど見られなかったことが気になった。実際に子どもたちとまち歩きをしてみると、小さな穴に潜ったり、細い道を見つけたりと、都市のちょっとした隙間に魅力を感じていることが分かった。そして、まちの中に子どもたちの姿があることで、大人たちも自然と笑顔になり、まち全体が明るくなることを実感した。
そこで、奥渋の緑道を舞台に、建物と建物をつなぐ橋をかけることで、新しい「遊びのある散歩道」を提案。橋の形を多様にすることで、単なる移動手段ではなく、子どもたちが発見し、冒険できる場所に。そして、その風景を大人も楽しめる空間へと変える。
まちの中にワクワクする場所が増えれば、子どもたちが自然と集まり、大人も一緒にまちを楽しむことができる。そんな「みんなで歩きたくなるまち」を目指した。
