臼木幸一郎ゼミ
臼木幸一郎ゼミ
自由テーマ
時代の変化を鋭く洞察し、イノベーションを起こせる人材になるために。
『デザイン思考』という言葉が、日本で一般にも知られるようになってから、まもなく15年が経とうとしています。製品や広告のために使われてきたデザインが、「人材育成」や「経営戦略」にも活かされる時代を、私たちは生きています。私が未来のデザイナーたちに期待することは、審美眼と造形力によるクリエイションだけではありません。洞察眼と構想力によるイノベーションこそが、これからの時代を生き抜く上で必要なスキルであると考えています。
当ゼミでは、学生一人ひとりの関心分野に、メガトレンド、テクノロジー、ビジネスモデルなど、社会的需要との関係性を見出すことに重点を置いています。そして今日、この場に、彼らの集大成が並びました。これらの作品には、1. RESILIENCE(困難を柔軟に乗り越える回復力)、2. PHYSICAL-VIRTUAL INTEGRATION(物理的環境と仮想環境の融合)、3. INHERITANCE & INNOVATION(伝統文化の継承と革新)、4. DIVERSITY & INCLUSION(異なる属性を持つ人々の尊重と受容)、5. WELL-BEING(すべてにおいて満たされた状態)といった、今の時代を反映したキーワードが内包されました。
これからの未来社会にイノベーションを引き起こすかもしれない、そんな彼らの『デザインコンセプト』の数々を、是非ご覧ください。
担当教員
臼木幸一郎
Concept Designer
本田圭吾
桑沢デザイン研究所 専任教員
臼木幸一郎
Concept Designer
桑沢デザイン研究所卒業。黎明期〜成長期の携帯電話デザインを数多く手掛ける。創業したばかりのスタートアップ企業にて「共創型の商品開発コミュニティ」のビジネスモデル創出を経験。コンセプターとして名を馳せた坂井直樹氏と「ウォーターデザイン」を共同設立し、あらゆる業界の大企業とイノベーションやブランディングに取り組む。現在経営する株式会社ロノフデザイン「コンセプトラボ」のタグラインは『経営に創造力を』。先端技術を活用した中長期の未来構想や新規事業の創出に注力している。