bottoms up

岩倉 里伊奈

ソコがあがれば、気分もあがる。

「食事を底上げするテーブルウェア『bottoms up』」

『bottoms up』は、”見た目が上がる、気分が上がる、楽しい底上げ”をテーマに掲げたテーブルウェアシリーズです。
食べ物をモチーフにした形状とカラーの皿と容器が、盛り付けた食べ物をポップでコミカルに「底上げ」してくれます。


『パンがないなら皿にすればいいじゃない』
まさしく食パンの形をした皿です。
炭水化物ダイエットをされている方や、2枚目に手が伸びそうな方に寄り添います。

『サラダ皿だ』
青野菜のふりをした皿です。
色彩が偏りやすいメニューの時でも、食卓を色彩豊かに演出します。

『回らぬお寿司』
寿司下駄の形にシャリ型の飾りが付属した皿です。
ただおかずを乗せるだけで、誰もが夢見る”回らないお寿司”へアップグレードします。

『勝手にラテアート』
ミルクのような渦巻き型があしらわれたマグカップです。
ただコーヒーを注ぐだけで、バリスタが淹れたようなラテアートが楽しめます。

『うきうきフロート』
アイスフロートもどきを作り出すグラスです。
どんな飲み物を注いでも、アイスに見立てたウキが浮き上がり、アイスフロート気分が味わえます。

『ゼリカロリー』 ゼリーをイメージした中身の透ける器です。
果物を盛ってアラモードにして良し、プリンを落として2段になった姿を楽しむも良しな、デザートをさらに盛って彩ります。


コンビニやスーパーマーケット等で用いられ、近年よく話題にもなる「食品トレイの上げ底」。
消費税の増税、材料費の高騰、健康意識の向上といったことが、普及の要因とも言われています。
一見、やるせなく、虚しい事情のようではありますが、芸術的な盛り付けを生み出す技術の結晶として捉えてきると、また違った風景が広がります。
つまり、「上げ底」は現代日本の姿が集約された芸術と言えるのではないでしょうか。

『bottoms up』は、「上げ底」であることに後から気づいてガッカリするのではなく、
積極的に楽しみ、食事の満足度を向上させるものへ変えていくことを目指しています。

3D制作協力:山本 由衣

岩倉 里伊奈

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