奥渋で拾った36個の要素を組み合わせて建築を作る
デザインを勉強し始めて、生活の全てがデザインのヒントになった。空間デザインは「空気のかたち」をデザインする分野とも言えるが、空気のかたちを切り取る方法もまた様々である。日常に転がっているモノから空間を構成する要素に繋がるまでのプロセスの一提案としてこの卒業制作を行なった。
設計する建築の敷地は、元々神山町の集会場になっている場所。カラーコーンや鎖で塞がれ、限られた人や時間でしか使われていないように見える。
まちにもっと開けた空間にするために1Fは全て外部空間。ファサードはガラス張りで中の様子がうかがえる。まちの要素を寄せ集めた空間であるため、このまちでしかできない空間である。
こんな建築が実際に生まれれば、「この床、私の家の外壁の形なんだよね」なんて会話が生まれたりするのだろうか。
