舞台美女と野獣
〜奥渋に生まれた愛〜

鶴間こころ

第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章

第1章
朝の風景のシーンを、朝の静かで平凡な奥渋商店街で行います。朝日を表現するため、朝の空の色で奥から一筋の光を伸ばしました。進んでいくとガラス張りの建物があり、そこにバラを閉じ込め花びらが散っていくことで舞台の時間の流れを表現しました。
第1章後はその場でフレッシュチーズが味合うことができるチーズ専門店でお洒落なひととき
を…
そして近くのお花屋さんでお花摘んで商店街をお散歩して満喫してください。
第2章
晩餐のシーンは実際にあるフレンチレストランを起用しました。お皿と長いテーブルをモチーフにした入り口の装飾と、シャンパンから飛び出すようなリボンを装飾しました。
第2章の現場近くにはとても人気なエッグタルトのお店があります。
エッグタルトに並んでいるお客さんも舞台が始まれば釘付けに….!!
第3章
お城に囚われているベルのことを心配した村人が、野獣と対立し戦うシーンは、建物に戦闘の炎や血の色を連想させる赤色の糸を張り巡らせ演者(村人)がパレードでお城へ向かうことで緊迫感を出しました。
緑道添いには、いつも賑わっているコーヒーショップや、ペットを連れて交流ができるカフェなどがあります。
ここの緑道は犬の散歩をしている方が多く、人も犬もコミニュケーションを多くとっています。
カフェも多いためゆっくりとした時間を過ごせると思います。
第4章
ベルが野獣を愛したことで野獣の呪いが解け王子に戻るシーンを光で演出しました。
このシーンでは魔法を視覚化したかったので薄暗い奥渋に、明るく色のついたスポットライトを周りのビルやマンションから演者(野獣)に当て、人の視点を集中させ変身させる不思議で、驚きのあるような演出になっています。
シーンが進むごとに一枚ずつ落ちていった花びら。村人(ガストン)との戦いで野獣が傷を負い、死にそうになったとき、ベルが野獣に「愛してるわ」と告白した後ついに最後の一枚の花びらが散ってしまいました。
この花びらが全て散ってしまうと野獣はもう元の姿に戻れなくなってしまいます。
ですがベルの愛が本物であることが証明され、野獣にかけられた呪いが解けて彼は元の人間の姿に戻ります。
第5章
二人が結ばれるシーンは、商店街を抜けひらけた交差点で行い、演者はしっかり舞台の上で目立たせつつ、お客さんも一緒に踊れる参加型を考えました。
美女と野獣の一番のモチーフであるバラを大きく設置し、舞台と客席をリボンで作り、煌びやかで迫力のある演出をしました。
奥渋で出会い様々な困難を超え愛し合った二人のように、奥渋がこれからも愛で溢れる素敵な場所でありますように…
このようなプランで奥渋を知りながら、舞台を鑑賞します。
新たな奥装の魅力と人とのつながりが、空間デザインとこの企画をして生まれたら素敵だなと思っています。
奥渋が愛の生まれる街になって欲しいという思いを込めて制作しました。

鶴間こころ
桑沢デザイン研究所 昼間部 スペースデザイン学科。
コンサートの空間デザインに感動し、基礎を学ぼうと高校で建築学科へ進学、もっと広いジャンルの空間デザインをしたいと思い桑沢デザイン研究所に入学。

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