常ふ

鈴木日和

「お墓+住宅」生きると死ぬの活動が重なる場所

人間は死者を埋葬する唯一の動物。人は死ぬことについて他人事のような気がする。いつ起こるかわからない事を近い距離で考えるための住宅。溶けた空間=お墓はチューブ状になり、その周りを囲むように、生きている人が暮らす。中心のお墓の存在を常に近い距離で感じながら生活し、お墓の網目状に生前着ていたものなどを結ぶことで、自分と相手を繋ぎ止め、願いを込めて結ぶことで人の思いまでも留まらせる。結ぶ行為で死者を弔う。奥渋はビルが並び、横に代々木公園そして川が流れる場所。様々な角度から人が往来し、建物を見つける事で少しでも生者と死者の間に触れる瞬間がある存在になってほしいと思う。

鈴木日和
静岡県焼津市出身。
常葉大学附属菊川高等学校美術デザイン科卒業後、桑沢デザイン研究所入学。

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