授業課題

山口拓

海野十三『十八時の音楽浴』

SFブックデザイン

海野十三は日本SFの始祖とも言える作家である。彼の作品は現代でも色褪せない。音楽によって引き起こされる、未来のディストピアを描いたこの作品の世界観を表現するため、赤のアクリルにレーザーディスクを埋め込み、アルミ製のボックスに収めた。結果、懐かしさと未来感を両立させたデザインが完成した。

海野十三『十八時の音楽浴』



『SURVIVE』

ブリスター パッケージのワクワク

デジタル時計を自分で組み立てて遊ぶ知育玩具のパッケージ。腕時計を分解された状態で販売する。電子部品のネイキッドな格好良さを生かすためブリスター パッケージを採用し、フック陳列で壁面に並んだときのビジュアルを意識してデザインした。パーツごとに変形するセグメントがブランドアイコン。

電子知育玩具『DIGIT』



『SURVIVE』(グループ作品)

制作者:有吉静香、金子さえ、齋藤桜樋口花也野、山口拓

無線綴じを主力とする製本会社の社内ポスター。私達はこのポスターの制作にあたってその目的を「業界に対する不安感の払拭」「社員の方々への鼓舞」としました。
他社では難しい厚みのある製本が可能であるという強みを持った会社であったので、その特徴と製品としてのクォリティの高さを表すために、迫る製本業界への危機(デジタル化)という敵の弾丸をその製本会社の無線綴じ本で受け止め立ち向かっていくガンマンという構図で表現しました。漫画が好きな社員の方が多くいらっしゃると伺っていたので少年漫画のように熱くワクワクするようなビジュアルを目指しました。
印刷についてはシルバーの紙にホワイト・ブラック・ニスの3色を載せています。印刷に拘ることによってモノ感が出るようにしました。写真部分は網点の加工(ドット)を施し、漫画で使用されるスクリーントーンを意識しています。

『SURVIVE』 制作者:有吉静香、金子さえ、齋藤桜、樋口花也野、山口拓



『Tanzania』広告ポスター

季節を感じるポスター

冬山登山にはその厳しい環境を耐え抜くため様々な装備が使用される。その中でも特徴的なのがスノーゴーグルだ。玉虫色に反射するゴーグルに映り込んだ景色をイラストレーションで描き、季節感のあるポスターに仕上げた。

アウトドアブランド『Tanzania』広告ポスター
山口拓
1996年生まれ。東京都出身。
2019年成蹊大学法学部法律学科卒業。
2021年桑沢デザイン研究所デザイン専攻科卒業。

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