きっかけ
高校では油絵を主に制作してきましたが、絵を描くことを別のジャンルに役立てないかと考えデザインを学ぼうと志したのが三年前です。桑沢に入ってから造本にも興味を持ちました。小さい頃から周りの友人の影響で小説に触れる機会も多かったため、そこから影響を受けていると思います。面白い装丁で中身を全て私のイラストで制作し、何かを可視化させたいと考えたのがこの本のきっかっけです。
わたしちゃんのささいな思い出
この本のコンセプトは「思い出の記録」です。
わたしちゃんという架空のキャラクターを制作し、わたしちゃんの小さい頃から現在に至るまでの思い出をイラストで表現しています。頭の中に残っている記憶は嫌な出来事や自分の人生に大きく左右しているものが多い傾向にあると思いました。しかし、今回取り上げた記憶は小さい頃友達との間で流行したことや初めて経験したことなどささいな思い出を題材としています。装丁は4冊の上製本を1冊にまとめた形にしています。
