コロナ文字

堀部梢

天井に連なるコロナ文字とイラスト

いま表現したい文字

私は2年次から浅葉ゼミに所属することができたら卒業制作は文字のデザインをすると決めていました。無事に所属することになっていざテーマを決めようと考えてみたら、たくさん悩みはしましたが、今だからこそデザインできるものが望ましいと思い、新型コロナウイルスをモチーフに文字を制作することにしました。私にとっても学校の登校が制限されたり、暗いニュースが続いたりなど混沌とした感情の最中にあった1年でしたが、デザイン学生としてポジティブに捉え、10メートルの帯状の印刷物に描かれた巨大文字にそうしたエネルギーを注ぎ込みました。

新型コロナウイルスに関する文字とイラスト

本作品における文字のデザインの特徴はデフォルメしたコロナウイルスを元に、うごめいているようであったり得体のしれなさを感じるような文字をイメージして制作しています。大きな特徴として、漢字の意味によってウエイトが違います。ウイルスを思わせるものは太く、ウイルスと遠いイメージのものは少ないウイルスで構成されています。
イラストはコロナウイルスに関する気持ちや事象を日本の縁起の良い文様と一緒にレイアウトしています。

堀部梢
東京都出身。
趣味は料理と動物園に行くこと。
2018年 桑沢デザイン研究所入学

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