オペラに気軽に触れ、興味を持ってもらえるような絵本を
高校生の頃オペラに興味を持ち、様々な作品を鑑賞しました。展開も様々で面白くて大好きなのですが、なんとなくとっつきにくい印象を持たれがちです。私の卒業制作では、そんなオペラにもっと気軽に触れ、興味を持ってもらえるような絵本を制作しました。題目は見せ場が多く、お話も複雑かつ劇的で面白いイタリアのオペラ「トスカ」。そのトスカを私なりに解釈し、現実の舞台では表現し得ないようなイラストで印象的な場面を手描きで描きました。本を開くたびにトスカの世界に入り込めるような、そして本物の舞台を見たくなるような絵本を目指しました。舞台を意識し横に長く作り、初演が112年前のオペラなので、紙も少し古いものに見えるような紙を選び製本しました。これを手に取り見てもらうことで、オペラに少しでも興味を持ってもらえたらいいなと思っています。
