


全長 : 5786mm
全幅 : 6020mm
全高 : 3673mm
機内天井高 : 2000mm
リヤゲート幅 : 2120mm
フロントドア幅 : 930mm
宇宙太陽発電利用システムを搭載する次世代の救急救命ヘキサコプター
[ Disaster Emergency Lifesaving Next-generation Hexacopter ]
Aesculapius(アスクレピオス)は、
災害発生時に被災者を最前線で救助し、
機内で救急医療を施しつつ安全な場所まで移送する為のマルチコプターです。
災害救命救助の観点から、
これから10年、20年の未来社会においていざという時に求められるものは何か?
という問いへの答えを具現化しました。
このプロダクトは2030 ~40年代に実現したい、
未来の救命救助活動の在り方を提案する乗り物です。
よって、ターゲットユーザーや機体装備品・機内搭載の医療設備に至るまで、
航空関連・医療関連その他の法律や規則・論文に正しく則ったシステムを考案しました。
また、このアイデアによる課題解決実現性を向上させる為、
総務省消防庁や防衛省・自衛隊をはじめとした、
各関係機関が運用する従来の緊急システムと深く連携する事を想定しています。
このプロダクトの運用の流れは次の通りです。
災害発生直後、格納基地または活動拠点の通信センターは、
瞬時に天候等を調べて出動判断を下し、
各機との情報交換を継続します。
次に各機は現場到着後付近のランデブーポイントに着陸し、
津波や洪水等で着陸不能な場合は、
機体装備のホイストを用いて要救助者を引き上げます。
その後フライトドクター・フライトナースが、
直ちに機内で傷病者の処置を行います。
尚、要救助者が瓦礫に挟まれていたりした場合は、
機長兼整備士がレスキューツールを使用し、
救助を行ってから治療に移る流れです。
次に搬送先の医療機関の選定は、
救急患者の容態や地域性を考慮して行い、
少なくとも災害超急性期は、
被災地最前線から現場救護所への搬送で往復を繰り返します。
以上が災害超急性期(発災後48 時間以内)において、
必要な医療が確保される体制です。



形式 : マルチコプター
揚力 : 6発ダクテッドファン
搭載 : 救急医療機器 / 救助用破壊工作機器
装備 : ホイストクレーン
限界速度 : 300km/h 程度
ペイロード : 1000kg 程度
リアゲート : 観音開き方式
操縦室入口 : スライドドア
降着装置 : スキッド
受電装置 : レクテナ(Rectifying antenna)
予備動力 : リチウム空気電池
母方の生家が農家であったため、
物心ついた時から働く車が身の回りの至る所にあり活躍していました。
中学生の頃、農業機械や建設機械により強く魅力を感じ始めました。
そしてその秘密を探るには構造の理解が肝心であると考え、
スケッチを始めた記憶があります。
その頃から展示会や博物館などに出向きカタログや専門書、
模型などを400点以上集め続けています。
そして、今後もこの研究は続けて行きます。
高校では普通科を選択しましたが、
以前から関心のあったデッサンや水彩、油画、陶芸に触れるうち、
プロダクトデザインという職種の存在を知ります。
当時は明確な目標を抱いていなかった為就職を考えていましたが、
乗り物をデザインする仕事に強い興味が沸いた事で一転、
美術・デザインを基礎から学び直すべく桑沢へ入学し、現在に至ります