
高齢者が身につけて楽しめるお財布
年齢を重ねることで、今まで出来ていたことが簡単には出来なくなることが増えていきます。例えば、何気ない普段のお買い物のとき。高齢の方の中には、お会計の時にお財布からお金を出すことも難しいと感じる方がいます。その上、自分が周りに迷惑を掛けていないか、内心プレッシャーを感じている場合もあります。このように、体の衰えにより少しずつ自信を失い、他者と関わることを怖いと感じる方は少なくありません。そのため今回提案するお財布は、使いやすさによる身体への自信の回復を目的として構造を考えました。主にお財布の持ち運びやすさ、中身の見やすさ、お金の取り出しやすさを中心に設計しました。また、お財布にはお金を持ち運ぶだけでなく、ファッションアイテムとしての役割もあると思います。そこで今回は、鞄やズボンのポケットにしまうのではなく、身に着けることでファッションのワンポイントとして楽しめるような外観も考えました。




