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髙橋風由

パンデミックによって生まれた感情を忘れない為に、感情を服で表現する。

桑沢に入ってからの3年間は、見えないものを形にする事を大切にしてきました。

その中で、2020年に起こったコロナウイルスによるパンデミックは、初めての感情だったり、やり場の無い感情だらけで、私にとって大きな出来事でした。

しかし、このパンデミックは、『当たり前のことを当たり前に思ってはいけないという事』を、皮肉にも教えてくれました。大切な人と過ごす時間、学校で当たり前に授業を受ける事、マスクを外して会話できる事を、当たり前ではないと忘れないように、この5体を製作しました。
【怒り、葛藤】【人に会えない悲しみ】【嬉しいことの裏にある複雑な感情】【距離が離れてしまって伝わらなかった複雑な感情】それぞれのルックに役割があり、私の中では全てメインルックです。

髙橋風由
2000年 東京生まれ、神奈川育ち。
2022年 専門学校桑沢デザイン研究所卒業。

名前である「風由」は風のように自由に生きるという意味。
見えない風から始まって、最後は形のない人の心について表現できて良かったです。

今年はきっと、歴代最少人数のファッション科(昼間部、出展者6人)でしたが、個性豊かで楽しかったです!
モデルの皆さん、関係者の皆さん、このような状況下で卒展を開催して頂き、本当に有り難うございました。早くマスクをとって、卒展ができますように・・・。

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