①劇的な瞬間
②万記菓子
③遠い春の思い出、遠い空のロマン:凧

レイマンセン


ものの見方、人が物事を観察する仕方が「劇的な瞬間」で変わり得る。
例えばクリップの色が可愛いと思ったり、マンホールの文字の配置が面白いと感じたりする、そんなふとした瞬間。
それは人とものでも、人と人との関係でもそうだと思う。新たな出会いや、奇跡的な再会。一見平凡な生活の中に、ドラマティックな出来事は日々生まれ、偶然が重なると必然になる。
私は数編の詩を、日常的な状況の中に持ち込み、視覚詩のように「劇的な瞬間」を表現した。


私は故郷の中国伝統菓子「糕団」と陶器のブランディングをしました。ターゲットは二十代から三十代です。
「伝統菓子の美しさと世界観を新しい世代に新しいアプローチで」をブランドコンセプトとし、「伝統的」、「中華らしさ」、「スタイリッシュ」の3点を特に大切に制作しています。お菓子と陶器のモチーフが花なので、花のイメージを抽象的な曲線で美しく構成しています。


遠い春の思い出、遠い空のロマン:凧
中国の伝統的な凧に宿る文化性を表現することを試みた。
一枚目は時間的な「遠さ」を表す。タコは昔から春の風物詩でありながら子供時代の思い出でもある。水に映るような、空に飛んでいるトンボ型凧でそれを表現した。
二枚目は距離的な「遠さ」を表す。水墨画の画法を取り入れることで(遠くに飛んでいく凧への長い距離を)表現した。
一枚目は現代的、二枚目は伝統的な雰囲気で制作することで、対照的な印象をねらった。

レイマンセン

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