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佐藤緋里

繋がることで、多様な過ごし方に寄り添うエレメント

コロナ禍で多くの人の過ごし方が変化したと思います。私の母もリモートワーク中に普段はダイニングテーブルとして利用しているローテブルで仕事をしています。そんな様子を見て、人の過ごし方に寄り添うように変化する家具が必要だと考えました。 限られたスペースの中でその人の用途に合わせて変化する家具を考えました。

そこで、1つのスツールを起点に「繋ぐ」ことで、様々な人の暮らしに合わせてラフにカタチを変えることのできるエレメントを制作しました。

繋ぐためには、ビスケットのような円板を使用します。ビスケットをスツールに着脱することでベンチや棚、ローテーブルにカタチを変えることができます。その為、ラフに楽しく、組み立てることが可能になりました。

書斎の本棚や小机、カフェスペースのベンチ等、お家から商業空間、公共空間まで、幅広い場所でその場にあったカタチに。場所や時間や目的にとらわれないエレメントがあることで、人と物の関わりに変化を与え、少しでも生活が豊かに感じる人が増えたら嬉しいです。

佐藤緋里
東京都生まれ
2022年 桑沢デザイン研究所卒業

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