コロナ禍で経験した「ホテル暮らし」の定着化
東京・恵比寿にあるフォトスタジオをリノベーションした
サブスク型の長期滞在に特化したホテル。
私自身がコロナ禍で経験した「ホテル暮らし」がもっと定着化し
新たな暮らしの価値観が生まれたらと思い制作した。
-concept A-
私が実際ホテルに3ヶ月間住んで感じたことは、一つの部屋に全てが押し込まれていて生活の切り替えがしづらいこと。特にリモートワークが普及したことで仕事や学校が生活に入り込み、ベッドに座って授業を受けることもあったため、切り替えることができる空間が必要だと考えた。日常生活の行動を分け自分の居場所がホテル全体になるように階層ごとに分けた。
-concept B-
階層ごとに生活の行動を分ける際、3つのパターンを作った。3Fの寝室やバスルームは箱状でプライバシーを保ち6Fの仕事や作業をする空間は、集中してこもって作業したい場合は箱・ラフに作業する場合はショールームのような空間を使用用途やその時の気分によって、選択することができるようにした。また3Fのご飯を食べたりくつろいだりする空間は、食事をすることで仲が深まりやすかったりと他の宿泊者ともコミュニケーションが取れるよう6Fのパターンの枠組みのみで構成し、8Fとは対称的に壁のない開放感のある空間にした。