台湾を知ってもらいたい
コロナの影響で二年も帰れていない故郷への恋しい思いや台湾のことを発信したいという気持ちを込めて、タピオカミルクティーやバイクなど、台湾文化から特色のあるものを十種類選び、イラストレーションでパターンを制作しました。
製本は巻物の一種である「竜鱗装」という昔の製本方法の変型です。「竜鱗装」というのは、巻物の基礎に、1ページ1ページが竜のうろこ、つまり竜鱗のように重なって貼られていて、そして全ページの小口を繋がって見れば、1面の図形になり、1匹の竜に見えるからです。私の作品では、表面は各パターンの紹介になっていて、そして文字の部分を開けばパターンが見え、更に全ページを裏面にすれば、繋がって台湾全体の地図が見えます。地図に各パターンに関する場所と地名が付いております。
この作品を見た人に少しだけでも台湾に興味を湧かせれば、とてもうれしく思います。