些細な記憶を鮮明に呼び起こす本
何かの記念日や誕生日、旅行に行ったこととか優に浮かぶ思い出も素敵だけれど、すぐ手元にあるような深く刻まれない時間が今の自分の大半を構築しているんだと思います。しかし私たちは、そんな記憶ほど最も簡単に忘れてしまいます。文章化されなかった思考は消えていくと語る人がいて、忘れていくことにも気付かずに忘れていった些細な記憶が惜しいと思いました。そんな過去をケータイなどで撮る景色ではなく、自分の手でその時の視界を写し出して過去を残したいと思いこの本を制作しました。
稲場小里奈
何かの記念日や誕生日、旅行に行ったこととか優に浮かぶ思い出も素敵だけれど、すぐ手元にあるような深く刻まれない時間が今の自分の大半を構築しているんだと思います。しかし私たちは、そんな記憶ほど最も簡単に忘れてしまいます。文章化されなかった思考は消えていくと語る人がいて、忘れていくことにも気付かずに忘れていった些細な記憶が惜しいと思いました。そんな過去をケータイなどで撮る景色ではなく、自分の手でその時の視界を写し出して過去を残したいと思いこの本を制作しました。
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