赤い帽子の男の子と巡る、空間の絵本
自分の好きな場所、落ち着く場所、わくわくする場所、本来の自分でいれる場所。
それは一人ひとり違っていて、それぞれの思う ”ステキ” が展開されています。
もしもその空間が持ち運べたら、人々の生活はどうなるのだろう。
家でも職場でもない、その第三の居場所をどんな風に展開していくのだろう。
好きな環境に移動して過ごすかもしれない。家の駐車場に停めて好きなものをコレクションするかもしれない。その中で好きな人やコトをたくさん考えるかもしれない。
そんな妄想から生まれた作品です。
絵本の中では、一人の男の子が旅をしながら様々な空間を持つ人々に出会います。
それぞれの空間は断面で表現し、クレヨンと紺ペンでやさしく描きました。
想像力と、ちょこっとのあそび心を持って読んでいただきたい作品です。
表紙と背表紙は地図になっており、彼の辿った路が記されています。