①能登の色、かたち
②暮らしを彩るコンフィチュールとそれを愉しむアイテムのギフトパッケージ
③「食」に纏わる記憶のエッセイ集。
①
「JAPAN」。
英語でそう名乗ることを許された漆器、それが輪島塗です。
私はこの工芸品の美しさを2枚のポスターで表現しました。
1枚目のポスターでは、漆の美しさ、そして器のディティールの美しさを写真で表現しました。また2枚目のポスターでは、漆器の作られる工程、特に「塗り」に注目し、時間の重なりを色の変化で表現しました。この「時間の重なり」は過去から現在へと受け継がれてきた歴史の積み重ねも意味しています。
②
旬の果物のコンフィチュールとそれをより深く味わうためのアイテムを扱うブランドとして制作しました。
深い緑は雄大な自然を、また煌くゴールドは自然からの恵みである果物を意味し、その両者が私たちの食卓を彩るようなイメージで制作しました。
ブランドコンセプトのポエムを手書き文字にすることで、上品でありながらも有機的であたたかみのある世界観を表現しました。
③
これまで撮りためた写真をアルファベットを軸に編集し、1冊の本にしました。
自分の辿ってきた道のりや経験したこと、幼い頃に感じたことなど、写真と短い文まとめたエッセイ集です。
「食」は私にとってとても大切なことの一つです。
そこから見える景色、季節の移ろい、大切な人との時間、それらを全て包括する素晴らしいものだと思っています。
その時々で感じた記憶や空気をこの本で表現したいと思いこの本を制作しました。