授業課題

渡邊由梨

池田紙工ポスター/B0サイズ
コピー部分。本の隙間はくり抜いています。本によってツヤ加工とマット加工を分けて印刷しています。

アドバタイジング/池田紙工ポスター

共同製作者:古寺美由希、細羽萌希、山口涼風、和田美月
アドバタイジングの授業でグループワークで制作したポスターです。この授業では、実際に製本会社である池田紙工様をクライアントとし、当社に一年間掲示されるポスターを制作しました。私のグループのポスターは、「離職率の低減」を目的としています。
ポスターのコンセプトは「わくわく」です。グループで何度も話し合い、「社員同士の会話が生まれるポスターにしたい」「ポスターのかっこよさで会社が新事業にチャレンジすることを表現したい」という二点からこのコンセプトに決定しました。
ポスターは、池田紙工様がこれまで製本を手がけて本の背表紙で平面構成をしており、本の実寸サイズになっています。実際にこのポスターをみて、社員の方々の間に「この背表紙は○○の本だよね」といった会話が生まれればいいなと思い制作しました。
また、コピーでは本の役割について述べています。製本という仕事に誇りを持ってもらえるようなものになっていれば嬉しいです。



表紙部分は透明のクロマテックにし、主張を抑えることで中面とのコントラストを出しました。

エディトリアル/太宰治短編集

エディトリアルの授業で制作した太宰治の『走れメロス』『きりぎりす』『トカトントン』の短編集です。本は良くも悪くも残りのページ数で物語の終わりが予想できてしまいますが、この短編集では、各物語の間にダミーのページを挟み、物語がどこで終わるのかを予想できないようにしています。背表紙のタイトル部分は、各折丁の背の部分に約1.5mm 幅に分割したタイトルを印刷し、それを糸かがりで合わせて文字になるように工夫しています。

ダミーページには切り抜きがあり、次の短編がどこから始まるのかがわかるようになっています。
背表紙にかけてタイトルが続いています。



パッケージデザイン/ホテルのアメニティ・パッケージ

現代人にとって、朝は忙しくていつの間にか過ぎてしまう時間だと思います。そこでそんな忙しい現代人をターゲットに「朝をゆっくり楽しんで過ごすためのホテル」というコンセプトでパッケージデザインを制作しました。
このホテルでは、カーテンから差し込む気持ちの良い朝陽とともに、焼き立てのパンと美味しい紅茶を楽しむことができます。他にも、朝すっきり起きるためのお香やボディクリームのアメニティも用意しています。
デザインは、朝の爽やかさをテーマに、ミントグリーンをメインカラーにし、ショッパーなどに使用している白地のパターンは、風にそよぐカーテンの柄から着想を得ました。全体的に都会的で爽やかなイメージでデザインしました。

ロゴ周りにはエンボス加工をして全体の統一感を出しています。
渡邊由梨
2021年3月桑沢デザイン研究所卒業

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