授業課題

簀河原太一

PANORAMA

小さな展望台に住む。

軽トラック専用のキャンパーシェル。ポップアップルーフを備えた2階部分がリビングデッキになっており、高さ1.7Mの床面と水平方向に360°開いた構造によって抜群の見晴らしを楽しむ事ができる。また1階は寝室で、2階とは対照的に縦長の小窓だけの閉じた空間とした事で高い安心感が得られる。

Rhinocerosで構造を設計・寸法を決め、大分の実家にてフルスケールモデルを制作。2×4材と3mm厚のアルミ複合板の外装によって必要な強度を確保している。

   



Hapis

の〜んびり穏やかな里山の相棒。

小型EVトラクター。古来より農作業や運搬の大切な労働力・財産として家族同様に愛されてきた『牛』をモチーフとして、角のようなミラーやぷっくりとした腹部のようなおおらかで柔らかな印象を取り入れた。また、シートは人と牛とを優しく繋ぐ道具である『鞍』をイメージし、跨がるたびに親密感が高まるデザインを目指した。

   

小規模の畑を活用しやすい有機農家をターゲットユーザーに設定し、その価値観に沿った新たなトラクターの形を提案する事で、日本の中山間地域における農業の活性化と過疎化の改善に貢献したいと考えている。



ONSALON

おやすみ前のひとときに。

香りが良く保温性にも優れる檜(ヒノキ)の桶と吸水素材である珪藻土の足置き蓋の足湯セット。台形の桶は温泉の元である火山を想起させる他、保温性・安定性にも優れる。素肌に触れる足置き蓋は大きなR面で構成されており、湯気が際立つように暗いトーンかつ高貴な色とされる紫色が高級感を演出する。

簀河原太一
大分県生まれ。
2019国立大分工業高等専門学校修了。
2021専門学校桑沢デザイン研究所卒業。

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