授業課題

深澤(京坂)紘子

『Seven Stories』

物語と空想を楽しむ、チョコレートのパッケージデザイン

窓の向こうに見える7つのストーリーをテーマに、各フレーバーにちなんだチョコレートのパッケージデザインです。ターゲットは20代男女で、サプライズを感じられる小さなギフトを目指しました。手に取る人が好奇心を持ち、箱を開ける前から想像を膨らませられるように窓枠から中身が少し見えるようにしています。パッケージの外=家の外とし、箱を開けると家の中に入り、チョコレートを味わいながら外の景色が見えるように箱の底面もデザインしました。


『わたしから未来のワタシたちへ。』(電車内中吊りB2ポスター)

乳がん検診促進 公共広告

乳がんへの関心を高め検診を促す公共広告。女性のそれぞれの年代を彷彿させる靴をモチーフにイラストを描き、靴紐を実際のリボンで繋げました。少しの勇気が未来の自分へ繋がり、大きな贈り物となることを表現しています。


原田マハのアート文学フェア

アート小説を多く手がける原田マハさんのブックフェアポスター。運命に翻弄されながらもアートに情熱を注ぎ、生涯をかけた芸術家たちの揺れ動く気持ちと、不安定な世の中でもアートは世の中に必要だというメッセージを揺れているようなタイポグラフィに表現しました。

『たゆたえども広がるアートの世界』(A2ポスター、新聞全5段広告、リーフレット、POP)


『春が来るまで、のんびり待っています』『冬の国から届いた贈り物』 (B2ポスター)

「ヒンメリ」の魅力を伝える

ヒンメリは麦わらで作るフィンランドの民芸品で、冬至のお祭りに飾られます。幸運を運ぶ象徴として健康や豊作の願いが込められ、別名「光のモビール」とも呼ばれています。冬が長いフィンランドでは生活を楽しむための知恵や、家の中を少しでも明るくするために、優れたデザインが多くあり、ヒンメリもその1つだと思います。北の国ならではの温かい知恵、フィンランドの穏やかな雰囲気を表現するため、素朴で温かみのあるイラストを背景にヒンメリの魅力を表現しました。


「6人のアーティスト」によるアートブックのデザイン

「違和感」がコンセプトのアートブック。写真家やイラストレーターなど世界で活躍する架空のアーティス ト6人が新しい切り口でそれぞれの違和感を表現しました。 2020年5月に六本木のギャラリーで開催予定だった展覧会がコロナ渦で中止となり、 アートブックを発行するに至った、という設定です。紙の上ならではの鑑賞体験とともに、違和感を通して新しい発見ができるアートブックです。
発端は、これまでの自分たちのアート作品を本に載せてみたいという想いでした。ただ作品集としてまとめるだけでは単調になると感じ、”アートとデザインの融合”で新しい視点を体験できるアートブックを目指しました。制作中は、常にアートとデザインの境目を感じ、考える時間でした。今回は、かっこいい・かわいい・きれい、といった直感的なものを視覚的に伝えるデザインを試行錯誤して形にしました。既存の情報を整理して発信する普段のデザインワークとは違った手法が難しくもあり、刺激的で学びの多い制作でした。

「REVEAL full of uncertainty」(295×235mm 210ページ)
深澤(京坂)紘子
茨城県生まれ。青山学院大学 英米文学科卒業後、出版関連会社に7年勤務。現在はパッケージデザインの仕事に携わりながら、日々デザインとイラストの勉強中。

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