放浪記

著:林芙美子(A5変形 上製 カラー)
放浪記は、作家・林芙美子の代表作であり、20代前半に綴った彼女の日記である。
男、母、仕事、そして貧乏。打ちのめされながらも強かに生きる芙美子の言葉は、約100年後を生きる私たちにも強く訴えかけてくる。
本書は、当時の芙美子と同年代の若い世代にとって、放浪記が親しみやすいものとなるようリデザインした新装版である。横組みで、細めのゴシック体で全体的にゆったりと組み、”可愛くて、読みやすい”デザインを目指した。文字は月ごとに色が変わり、紙は白とピンクが交差することで、鮮やかで感情的に移ろう日々を表現している。
100年経っても色褪せない、若さと激情ゆえの可愛さを感じてもらいたい。









