



本のデザイン。
『岡本綺堂短編集「西瓜・穴」』
読みにくい本。扱いにくい本を作りたく、逆に本を手元に持っている自分に常に意識され、違和感を与えさせる。少し乱暴に開かないと読めない仕組み。電車で本をこそこそ読んでる人は本を全開に開かなく、自分にしか見えない角度で読む。その行動を真似て、こそこそ読む事を前提として読まないといけないものにした。怪談話は本当に怖いよりエンターテーメント性があると思い、すごく真面目に「怖い」「不気味」に向き合うより読者が読んで、少し面白い姿勢を取らせるものにした。


Cool Japan 「スマホゲーム」
スマホゲームとポーズ画面
ゲームのUI、「HUD(Head-up display)」をモチーフにした。ポスターは動きがない、ゲームは動きが当たり前。ゲームの激しさを最も表せられる様にスクショを撮ったみたいな構成にした。2枚目はポーズメニューを意識してゲームと同時にポスターからも目を休む。


池田紙工企業ポスター
授業:アドバタイジング
共同製作者:平田晴之介 飯澤玲奈 堀越勇吾 六川ちはる
仕様:B1サイズ
池田紙工様(製本業)をクライアントとし、社内掲示用のポスターを制作しました。
コンセプトは「繋がり」です。「従業員のモチベーションアップ」を目的とし、
このビジュアルを見て
「紙への可能性を感じ、自分たちがしている仕事への熱量を高め、ワクワクして欲しい」
という想いからコンセプトやメインビジュアル、コピーを考えていきました。
モチーフは本の小口をスキャンでずらしながら撮影し、
コピーやボディコピーに沿った形を表現していました。
印刷方法も背景や文字にはクリアニスを使い、
モチーフは触ると本の手触りに近い表現に仕上がっています。
私たちが目指した紙の可能性・熱量・ワクワク感が少しでも伝わると嬉しいです。