仮宿 kariyado

網屋伶奈

3という数字の中に込められたもの

3という数字から材料を取り出しモチーフなどを抜き出していく。どう要素、ストーリー、モチーフを抜き出そうかと思った時一番身近な人の身体から抜き出そうと思いました。
課題のなかで作品の背景として3というのはいろいろある。私はこの中で人の根原である母体と胎児、そしてその繋がりを背景にしようと思いました。
胎児は母体の中で約40週の長い期間過ごす。母体で胎児は子宮壁、卵膜などで護られており、胎盤、臍帯で繋がっている。
人の始まりはヘソで繋がっている。その始まりは儚いが強く生命力がある優しく安らぎがある。(3という数字には安定、完成などの意味合いがある)そんな膨大な事を3という数字、卒業制作に込めて制作した。

制作が始まり前と制作中に考えた事 〜制作過程〜

表現として柔らかくしなやかだが簡易的な壁にもなり重ねる事で存在感が増す布を使う事にした。薄地ながらハリやコシの強い、熱加工に強いポリエステルオーガンジーを使用しました。できるだけ簡易的に且つ胎内を表現していこうと思ったのでカーテンのような蚊帳のようなものにしようと思いました。
また色のついた布を使いました。参考は胎内エコー写真。強くも儚い表現するために淡異色を使いました。

網屋伶奈
宮崎県生まれ。
2018年宮崎日本大学高等学校卒業。

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