美世界下暗シ

荒井大稀

『祭りの祭壇』『白化団地』『掃除屋』『教団』

頭ん中にある、行ってみたい世界。それを絵に描く。

何で絵を描くのかって言われたら、見てみたいからで、行ってみたいから。どんな作品にもテーマやコンセプトはあるけど、そもそも描く動機や、手を動かす理由には、その思いがあったなとしみじみ思う。頭の中にある世界観や欲望、感情も五感も全部で味わい尽くしたい。まだ自分が体験したことがない世界を探している。それらが繋がって「絵を描くこと」になっていったんだなと。そう思いにふけっていると多分一生絵を描くことはやめられないなとも思えた。

作品の世界観コンセプトは「ファンタジー」「ノスタルジック」「終末世界」

絵を見て感じるもの、感じてもらう際に大切にしているのは、やっぱり雰囲気です。
見る人に何を感じてもらいたいか、心に残せるか。そこに刺さるのが自分も含めてノスタルジックさや終末世界系などが強く印象深いものになっていく傾向にあるのかなと思います。
誰だって懐かしむ感覚や郷愁に浸る時があって、でも新しい何かを求めて生きてる。そんな二つの思いが重なり合う場所を狙って描けたらいいなと試行錯誤した作品たちです。
またこういった世界観を考えていく中で、非常に影響を与えてくれるのがアニメやゲームに漫画、映画と小説など。特にアニメとゲームのサウンドトラックを毎日聴くので、曲の持つ場面や情景などがインスピレーションに深く影響していることが多いです

『紅の騎士団』『白の兵団』『黒歯の軍』

キャラクター作品では、上の四つの世界観内で生きる登場人物と勢力図を描いたものになります。キャラクターの持つ個性や魅力、癖があるところが現れた作品になったと感じていて
彼らの表情や雰囲気で、背後の物語や関係性などを想像できるようなコンセプトを取り入れました。また主役以上に後ろの戦士たちのデザインにも力を入れています。鎧の光沢感のある表情や陰影、ポーズやシルエットで様々な個性的キャラクターに仕上げています

荒井大稀
埼玉県生まれ。
2021年桑沢デザイン研究所卒業。

学校生活のような自宅生活。あっという間の一年間だった。

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