言葉の重し

綿引巧

言葉の重みを今一度意識してみませんか?

本来人と関わる際の言葉選びは慎重に行うべきだが、何人もの人々と関わる現代では、いちいち考えて言葉を使えというのも無理のある話だ。しかし、今一度言葉の重みについて考える機会を設けてはと考え、「感謝」「深謝」「謝罪」「仁恕」の4つを人に送る言葉として、それぞれの形を単純化した文鎮を製作した。素材により重さも変わるので、実際手にしたときの違いを実感してもらいたい。

言葉によるコミュニケーションの重要性

コミュニケーションはいつの時代も利用されてきたものであり、おそらくこの先の時代も形は変われどなくなることはないように思う。テキストやチャットで言葉を交わすことが多くなった現代、相手の顔が見えないことから言葉を何も考えずに使ってしまう人が増えているように感じる。言葉は使い方によって薬にも毒にもなるものだ、今一度言葉が相手にもたらす影響を考えてみてほしい。

考える機会を設けて欲しい

何事もきっかけがなければ考え方は変わらずに進んでしまう。デザイナーはそのきっかけを作ることができる職業だと考え、その足掛かりとなるような制作を目指した。

参考文献
広辞苑

綿引巧
千葉県生まれ。
2021年桑沢デザイン研究所卒業。

Image View

List View

Students
Archive

Image View

List View