眼とカメラ

村松倫実

私たちが見ている日常の風景というのは、情報の集合体であり、五感を使い、常に情報を取り込んで生活をしている。中でも視覚は“光と影”によって得た物体の情報を脳に送る役割をしており、カメラのレンズも同じ仕組みである。
しかし、意図的に情報の取捨選択が出来るカメラは、私達の視覚とはおおきく異なる。
何も考えずにシャッターを切るのではなく、この作品は、カメラを通して情報を整理し、トリミングすることによってグラフィカルに表現した。
これらの写真は単なる“写真”ではなく、“グラフィック写真”と言えるのではないか。

村松倫実
静岡県生まれ。
2021年桑沢デザイン研究所卒業。

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