ろう者の方々の「想い」を写した写真
「人生の中で幸せに感じたこと・怒りを感じたこと」、ろう者の方々の人生について相反する2つの質問をして、答えて頂いているさまを撮影しました。
私は生まれつきの障害により、車椅子で生活しています。5年前にろう者の方にお会いした際に、手話に初めて出会いました。手話を理解できなかったことをきっかけに、学び始め、この先も長く関わっていきたいと感じるようになりました。
人生の節目となる卒業制作で、ろう者の方々の想いに触れ、改めて人との繋がりについて考え形に残したいという思いから制作しました。
「違いを越えることは、“あなた”と目を合わせることから始まる」
モデルを引き受けてくださった皆さま、通訳してくださった方々のご協力に心より感謝申し上げます。

高校から初めて聴者の世界に飛び込みました。少しずつ意思疎通を図れるようになり、
コミュニケーションの壁を乗り越えられた喜びは忘れられません。

「補聴器を付けるべき」、「手話に声を付けなさい」と未だに強制させられます。
手話で生きる子どもがぞんざいに扱われている現実に怒りを感じています。



きこえる人に自分の手話が通じたことです。

「きこえる人に変わってください」と言われたことです。

今のバイトでは困難に感じることがあります。
その中で初めてお客さまから感謝の手紙を頂いたことです。

自分の都合よくえこひいきしている人を見たときは憤りを感じました。

友人と一緒にお酒を飲んで食べておしゃべりして、
くだらないことで笑いあったり、趣味を語ったり聞いたりすることです。

自分が伝えたいことが伝わらない時に辛さを感じました。

