






1年前の私は情報の嵐に押し流されないよう、自分の帰る方向だけを見つめて歩いていた。
混み合う店内、満員電車の中、スクランブル交差点。
人混みは一斉に多くの人数と接触するため、関心はあれども疲れるので、なるべく避けたい対象だった。
しかし次第にコロナの影響で人と接触する機会は激減した。
閑散とした街を歩いていると、以前の私だったら目を向けないようなところに目が行く。人それぞれの物語、情景や物に溢れていることに気がついた。
新井明子
1年前の私は情報の嵐に押し流されないよう、自分の帰る方向だけを見つめて歩いていた。
混み合う店内、満員電車の中、スクランブル交差点。
人混みは一斉に多くの人数と接触するため、関心はあれども疲れるので、なるべく避けたい対象だった。
しかし次第にコロナの影響で人と接触する機会は激減した。
閑散とした街を歩いていると、以前の私だったら目を向けないようなところに目が行く。人それぞれの物語、情景や物に溢れていることに気がついた。
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