Space font

加藤瑠菜

Space font 立体

グラフィックから立体へ

今回のゼミのテーマである「MIRROR」は、現実にある立体物を平面に映し出します。その性質とは反対に、平面のグラフィックを立体に起こすことを考えました。
また鏡は自分を映し出すものと捉え、自分が影響されてきたカートゥーンを用いて作品を制作しました。カートゥーンの表現はどんなものでもユニークで個性的なグラフィックへと変化させ、それと同時に3次元では考えにくい形にもなっていきます。そんなカートゥーン特有の、簡略化で生まれたグラフィックに魅力を感じていました。
日常的に使われるアルファベットを使用し、ダンボールという凡庸性のある素材で異なった個性を持たせる形を意識しました。

Space font

3Dと2Dの間

制作するにあたって、パーツの誇張と大胆な空間の抜きで、平面でしか成り立たなそうな表現を追求しました。それを立体に起こしてみることで、2次元では把握しきれない不思議な形が生まれるのではないかと考えました。

加藤瑠菜
東京生まれ。
2021年桑沢デザイン研究所卒業

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