

「鏡」は「顔」である
顔の象徴である、目・鼻・耳・口で4つの鏡を制作しました。今年の浅葉ゼミのテーマでもある「MIRROR」、つまりは「鏡」について考えたところ、私たちが日常的に鏡を使用するとき、それはほぼ全てが自分の顔を確認するためであり、「鏡」と「顔」は切っても切り離せない関係だと考えました。人は、自分の顔であるにもかかわらず、生涯それを直接見ることができず、鏡を通してでしか見ることができません。自分の顔を自分で見ることを可能にしてくれる「鏡」は、我々にとってかけがえのないものであり、自分の顔は鏡を通してでしか見ることができないということは、鏡に映るそれが自分の顔だと信じるしかなく、もはや鏡自体が自分の顔であると考え、顔をモチーフにした鏡を制作しました。
家をキャラクター化させる家具
目・鼻・耳・口さえあれば、人はどんなものでも生きもののように見えると思います。例えば、冷蔵庫に目・鼻・耳・口があれば、「れいぞうこくん」の出来上がりです。そこで、これらの鏡を家具として見たときに、これらを家の壁に設置することで、家が急に喋り出しそうな、家に命を宿らせるような家具になるように目指しました。




POP×日本らしさ
日本語にもグラフィティのような立体的な文字があれば良いなと思い、制作したひらがなフォントです。一本のチューブのようなものを曲げて作ったようなイメージの字体で、ポップな雰囲気を出しつつ、日本語を綺麗に書くためにとても大切な「書き順」を意識して制作しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
