SHIOMACHI

造田知余

SHIOMACHI

本制作のきっかけは、地元・香川県の良さを尋ねられ、咄嗟に「何もないところですから」と答えてしまったその言葉が自然に出る自分に違和感を覚えた経験にある。このようなシビックプライドの低さ、その背景には、香川県に蔓延る地域の暮らしや風土といった「らしさ」から乖離した土地開発や、「田舎であること」を自ら低く評価する風潮があるのではないかと考えた。この気づきを元に、香川県の「らしさ」を体感・共有できるプロダクトをつくることを目指し、フィールドワークを行った。そして一度地元を離れた視点から香川を観察した。
フィールドワークの中で、島が多く潮流の変化しやすい瀬戸内海では、航海の際に潮の流れが変わるのを待つ「潮待ち」という文化が根付いていることに気がついた。「潮待ち」は交流の源となり、港町の発展を支えてきた。本制作では、香川県の余白感を「らしさ」と解釈し「潮待ち」を基盤に海の移ろいを可視化するタープ《SHIOMACHI》を制作した。

造田知余
PD専攻 造田知余

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