現在は、整理されないまま連続していく。
出来事は次々に発生し、人も風景も、特別でないものとして並ぶ。
それらは記憶されることなく、次の出来事に更新されていく。
あなたはいま、何を見過ごしただろうか。
連続する出来事のなかで、人も風景も、実感を伴わない記号へと成り下がっていた。
私はその無関心を自覚しながらも、今日まで静観してきた。
卒業という節目に行うこの制作は、鈍化した感性を呼び覚まし、過去の自分を置き去るための「静かな儀式」だ。
ここで一度、すべてを清算する。



