[1]「表現の可能性」を模索した装丁
[2]東京みやげのブランディング
[3]渋谷のイベントを想定したPOSTER
[1]本には組版をはじめとした、「決まりごと(ルール)」が設定されることがある。今回は、それらの制約によって失われてしまった(かもしれない)「表現の可能性」に着目し、ことばや文字、文章の持つリズムそのままに視覚表現することで、「読みやすさ」とは別の視点から「本」とはなにか、「伝える」とはどういうことか、を考えた。
また、鴨長明『方丈記』を底本とし、AI(Gemini)を用いて口訳構成することで、「今の時代」における表現の可能性を模索している。
[2]東京を想起するものとして、東京(原宿)から発信された文化である『KAWAII』に着目した。そして、「ヒトは何をもってカワイイと感じるのか」を、パッケージを通して実験的に試みることを目的として視覚情報をできるだけ単純化し、様々な組み合わせ(パターン)を具現化した商品として企画した。
また、おみやげには「その地方の名称が入るだけで、特にその地方の名産品でなくとも成立してしまう」といった不思議な一面があると考え、「TOKYO+CANDY」とした。
[3]渋谷の「多様性」に着目し、現代の様々な問題を『私たちの時代への問い(QUESTIONS FOR OUR TIME)』として考え、世界に発信するイベントを想定した。
ポスターは、問題が絡み合う様子を「糸」であらわし、また「血管(生命)」も模している。そして、全体的に視認性を低くし、不明瞭に複雑化した問題そのものを表すとともに、セオリーから離れることで、世間一般の「正しさ」に対する「問い」とした。



