遊びと身体の残像
『Larutan(ラルタン)』は、空間に点在し、自由に身体を預けられるエレメントである。
人と空間の関係を浮かび上がらせるための輪郭だけを持つ存在だ。
自分らしくいること(be natural)を反転させ、『Larutan』と名付けた。
本作品は、空間の様々なものに対して子どものように無邪気に、そして自由に遊ぶように身体を預ける実験から始まった。『Larutan』も同様に、壁や床、椅子の背もたれ、肘掛け、浴槽の縁(へり)など、様々な場所に身を預ける。そして使用者は『Larutan』へ寄りかかったり、抱きしめたりしながら、自由に関わることができる。
私たちにとって「自分らしくいるとき」とは、ただ椅子に座っている時だっただろうか。
むしろ、広大な世界のさまざまな場所に、自分の居場所を探すことなのではなかろうか。
本来、世界に、決められた使い方など存在しない。
『Larutan』と一緒に、空間のあらゆるところに身体を預けることで、私たちは空間の中に自分らしい居場所を見つけることができる。



