1:タンザニアブランドポスター
2:欲望のデザイン
1:人はそれぞれの制限の中で選択を重ねて生きている。本作はその関係をプログラミングによって生成し、時間の流れの中の一瞬を切り取ったダイアグラムである。選択の痕跡は環境を侵食するように広がり、重なり合いながら新たな輪郭をつくる。何を選ぶかという判断を着る人自身に委ねるブランドの姿勢を示している。
2:生活のデザインに関わりたいという欲望から出発した。
けれど生活は、形づくる前に、すでにそこに在る。
私ができるのは、それを整えることではなく、
視線を揺らすことで訴求することだった。
風景はそこにあるのではなく、見方によって立ち上がる。
近さや滞在の長さは、その像を静かに変えていく。
当然だと思っている景色を一度ほどき、
日常をまだ名前を持たない状態へと戻す。
そこから、風景は未視のものとして現れる。
日常と未視のあいだを往復するなかで、
生活は少しずつ姿を変えていく。
気づけば、また日常のなかにいる。
何も変わっていないはずの風景が、
どこか違って見える。



