1. 花屋のイメージビジュアルポスターのデザイン
2. 湧き水を生かす食と酒の店のパッケージデザイン
3. 自分自身の「最も強い欲望」を表現する広告のデザイン
4. アインシュタインの論文集のエディトリアルデザイン
1.
人は必ずしも、花そのものを目的として購入するわけではありません。場を華やかにしたい、感謝を伝えたいなど、別の目的を実現する手段として花が用いられます。本ポスターでは、花を手段・仕組み・機構として構造的に捉え、設計図面のように表現しました。コピーは演劇用語「Deus Ex Machina」をもじって名付けました。
2.
東京は武蔵野台地の上に築かれた都市であり、台地に刻まれた無数の谷から湧き水が生まれてきました。この店は、葛餅、蕎麦、日本酒、クラフトジン、お茶など、湧き水を生かすことで本来の魅力が立ち上がる食べものや飲みものを扱う店です。湧き水が通過してきた無数の積層の履歴を可視化するため、パッケージには全て形も質感も異なる石の写真を用いました。
3.
この作品は、「無駄」をテーマにしたかるたです。効率や正しさが求められる日常の中で、意味がないように見える行為や、役に立たない時間はつい切り捨てられてしまいます。でも、そうした無駄にこそ、心や暮らしの余白が宿っています。かるたに描かれているのは、無駄を愛する生物たちの、ささやかな無駄な行動です。まずは絵札を見て、どんな無駄をしているのか想像し、そして札を裏返し、書かれた読みを見て答え合わせをして遊ぶことができます。
4.
本作はアインシュタインが1905年に発表した5本の革命的な論文を、それから120年の節目として1冊の本にまとめたものです。論文と聞くと、とっつきにくい印象を持つかもしれません。でもアインシュタインのこれらの論文は、難しい専門用語や数式を超えて、彼が世界の新しい見方に気付いた時の新鮮な驚きや感動に満ち溢れています。本書では、そのエネルギーが専門知識のない読者にも可能な限り伝わるように、ドイツ語原文を平易な日本語へ翻訳し、理解を助ける補足を加えました。ブックデザインとしてもビビッドなカラーやUVインクによる厚盛り印刷、華美なスイス装による製本など、論文集というよりはアートブックに近い形に仕上げました。



