「鏡が割れると不幸になる」は本当だろうか?という観点から制作。
割れた鏡に光を当て、自作のフォントで名前の頭文字である「M」を形にした。
Mは45度で切るとハートのような図形が2個作り出され、平和や幸せを連想させる。
「鏡が割れると不幸になる」って本当?
私は幼い頃、ガラスの破片や鏡の破片は、光が当たるとキラキラする綺麗なものだと思っていました。光の当たり方で輝きが変わる面白いものを、すぐにゴミとして扱う大人が不思議で仕方ありませんでした。
「鏡が割れたら不幸になるから、すぐに新しい物を使いなさい」危ないものだし、そう言われるのも納得できますが、こんなに綺麗なものが不幸な訳がない!そう思い、テーマでもある「Miller」から派生し、割れた鏡を使って制作することを決めました。また、スマホの外カメラで鏡を撮ると、自分が映る写真が映える事に気が付き、作るなら映える作品を作ろう!と考えました。
試行錯誤を繰り返し、自分が目指していた「映える」作品を作ることが出来ました。いつも使う綺麗な鏡が形を変え、沢山の光に照らされる割れた鏡の姿を沢山の人に観てもらいたいです。
鏡の形はフォントの「M」
鏡で作られた形は何なのか?
これは、私が作成した45°フォントの「M」を表しています。横1×縦2の比率で作られた普通のアルファベットを左下から右上にかけて45°で切り、鏡の様に反転させています。アルファベットに見えないけれど、法則に気づけば読める形です。
「M」にしたのは私の名前の頭文字でもあり、ハートが2つあるように見えたからです。
割れた鏡に意味がないように、アルファベットとしてではなく何か不思議な形として興味を持って貰えたら嬉しいです。