UNbarrierMAKESLOPE

野口郁斗

車椅子のより自由な行動をサポートする折りたたみ
可能な持ち運び用スロープ「アンバリアメイクスロープ」

車椅子で行動をする際に考える点として物理的なバリアと心情的バリアが解消できることであると考えます

最初に物理的なバリアとは車椅子で乗り越えられない段差やタイヤより大きい溝を通らなくてはならない等の状況やバス、電車等の乗り込みに時間がかかってしまうことも挙げられます

そう言った物理的なバリアの存在する場所は基本的に行動の選択肢から外れ、再び訪れることや使用を控えてしまいます

この状況を改善するためにはスロープの設置が基本的に必要となります

そこで今回の提案であるアンバリアメイクスロープは自身の車椅子に載せて持ち運び可能な大きさにデザインされているためと多様なシーンで使うことが可能になります

例として電車やバスに乗り込む際に運転手の負担を減らすことでより安全な移動手段としての利用が見込めたり、ビル等の中にあるお店に行こうとした際に建物の入り口にある段差を乗り越えることができます

次に心情的なバリアとはサポートする製品を使わないといけない周囲との疎外感や一人でやれることはやり遂げたい等の思いが挙げられます

そこで提案として製品をスケートボードのように自分なりにカスタマイズすることが可能です

それによって道具のような印象から自分を表現する物に変わることで自身の一部として扱うことができるようになると考えています。
また周囲への意思表示として車椅子でありながら新しい体験を得ようとする気持ちが伝わるのではないかと思います。

以上のことから今回の提案を実現することで車椅子ユーザーの行動の選択肢が生まれ新たな体験を行えるようになり1人で出来た経験から様々な事に挑戦できる世界になるのでは無いかと考えます

野口郁斗

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