①P is for Paper
②種田山頭火『旅日記』

山本泰千

①紙とグラフィックによる新たなコミュニケーションの探究
②放浪の俳人・山頭火の日記本


紙の専門商社・竹尾をテーマに、紙とグラフィックによる新たなコミュニケーションの探究を試みる展示を開催。紙の可能性について、12組それぞれの角度からアプローチした課題作品が会場に並んだ。

宣伝美術チームのメンバーとして、ポスター、フライヤー、大型掲示物、会場サイン、グッズなどを制作。あまりに日常的な存在である紙と出逢いなおすことを意識したメインビジュアルは、ひび割れのような紙のしわの上に走らせた12本の線を、これから生まれてくる新たな表現のあらばしりとして捉えた。
また展示風景の記録として、映像チームによるアーカイブ映像もあわせて制作された。


宣伝美術チーム:小出薫、宮地信太郎、山本泰千
映像チーム:上田康博、唐田麻理奈、宮﨑晃大
展覧会+設営チーム:秋元千尋、有木稜、 金井奏太朗、佐藤奏月、佐藤みき、瀬川可菜子、ソウセン、髙橋怜、土佐いくえ、奈良祈、半田桃佳、菱沼澪、堀彩純、松丸夢佳、村山佳奈美、村田空陽、森田纏
協力:株式会社竹尾、株式会社ショウエイ
企画:VD2Aアドバタイジングクラス
指導教員:髙谷廉




「旅日記」は山頭火が残した日記のひとつ。
創作に身を捧げながら、奔放な生活を繰り返してしまう後悔と反省にまみれた日々の記録は、悲観と楽観が入り混じる山頭火のユーモラスな人間性とその魅力にあふれている。

歩く、飲む、つくる。欲望に翻弄されながら、山頭火がひとり旅路を歩みながら目指した生のあり方に対し、アンバランスにゆれて漂う文字と、内側に生き生きと潜む色彩で応える本の姿を目指した。


底本:「山頭火全集 第七巻」春陽堂書店(1987年初版)

山本泰千
1995年生まれ。石川県出身。新卒でPR会社にて勤務したのち、2023年桑沢デザイン研究所に入学。

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