1. 恋愛曲線
2. TEN HARAJUKU
3. 繊細な筆使い
4. 紙の瞬間

森田纏

1. 文字の連続
2. 青いキャンディブランド
3. 三河内焼の繊細優美さ
4. 塗工紙の側面、繊維の断面

1. この作品は、失恋した人の心臓を用いて「恋愛曲線」を作り出そうと実験する男の話です。小説全体が、実験の過程を綴った遺書という形になっており、初めと終わりを手書き文字にすることでそのことを表現しました。また、実験の整然とした雰囲気や男の狂気じみた思考を、線や色使い、ダイナミックな文字組で表現し、ページを超えた文字の連続を見てほしいと思い、蛇腹型で製作しました。

2. 明るくポップな要素があふれる街、原宿。TEN HARAJUKUは、原宿の街並みに溶け込みながらも、ひときわ目を引く青いキャンディを主役にしたブランドです。TENのキャンディは、その色から味を予測することができません。まるで原宿の街のように、自由で予測できないワクワク感を詰め込んだキャンディです。ターゲットは10-20代男女。店名にちなんで、パッケージにはドットを施し、キャンディはONEからTENまで10種類展開しています。紙袋や箱には実際に穴が空いていて、そこから中身や模様が見えるようになっており、触って、見て楽しめるようなデザインになっています。

3. 長崎県の伝統的な焼き物である三河内焼の繊細優美な染め付けを表現するためのポスターを制作しました。1つ目は、三河内焼の絵画のような染め付けが「一枚の絵のような」と評されることから、複数の焼き物の絵柄が一枚の絵のように重なっているビジュアルです。2つ目は、地肌の白さと多様な文様のそれぞれに注目して見てもらいたいと思い、器の輪郭と文様が別々に描かれています。キャッチコピーは、三河内焼の繊細な文様の美しさは長い年月を経ても色あせることがないということを表現しました。

4. グループ作品(VD2Aソウセン)
竹尾との展示”P is for Paper” のために制作した作品です。紙が破れる、曲がる、折れるといった瞬間を視覚化し、光が当たることによる紙の色や質感の見え方の変化が感じられる作品と、紙の厚みや破る方向性によって、繊維の絡まり方や模様が変化がする様子がわかる作品を作りました。

森田纏
神奈川県出身。
大学と並行して桑沢デザイン研究所に入学。

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