The Party That Never Ends
終わらないパーティー

謝博義

終わりのないパーティー、その空間では現実と虚構、記憶と創造が交差します。

写真とAIによるイメージが織りなす断片は、存在したはずの瞬間と、存在しなかった可能性を同時に映し出します。

この展示では、学校のパーティーという日常的で誰もが持つ記憶の断片を題材に、写真とAIが作り出す「現実」と「非現実」を並列に配置することで、見る者に問いかけます――私たちの記憶はどこまでが真実で、どこからが想像なのか?そして、虚構が現実を模倣し始めたとき、そこに本質的な違いはあるのか?

また、今回の展示では特別な反射材を設置し、鑑賞者自身が作品の一部となり、新たな記憶の断片を生み出す体験ができるようになっています。

この「終わらないパーティー」の中で、あなた自身の記憶や物語がどのように形作られるのか?ぜひ体感してみてください。

膨大なイメージに囲まれた現代社会で、重要なのはそれが「本物」かどうかではなく、それがあなたに何を問い、何を感じさせるのか?かもしれません。

謝博義
デザインを学ぶ中で写真に興味を持ち、光や質感を活かした表現を探求しています。日常の風景、昆虫や植物、光と影の移ろいなど、身近なものの中にある見えない美しさを捉えることを大切にしています。近年は、AI画像と実写を組み合わせた実験的なアプローチや、儚い瞬間や記憶の曖昧さを視覚化する試みを行い、写真というメディアの新たな可能性を模索しています。

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