
音楽によりそう譜面台
「Rhapsody(ラプソディー)」
従来の譜面台は耐久性や収納に特化しているため、目立たない無機質なものがほとんどです。せっかく楽器や演奏者は華やかなのに、譜面台がそれではもったいないと思いました。
譜面を置くという重要な役割を果たす譜面台も、もっとデザイン性のある見た目にすれば、より音楽の魅力を引き立たせる存在になるのではないかと思い、「音楽によりそう譜面台 Rhapsody」を提案しました。


作品名の「ラプソディー」というのは音楽用語のひとつで、「様々な異なる曲調で構成された曲」という意味の「狂詩曲」を表します。
この譜面台は角度や高さによって見え方が変わるデザインなので、その特徴がまるでラプソディーのようだと思い、この名前をつけました。


音楽によりそった譜面台にするために、譜面台の様々な箇所に楽器の要素を取り入れて、音楽を感じるデザインにしました。
特にこだわったのは、真ん中の有機的な形をした装飾部分です。管楽器の入り組んだ管をイメージし、見る角度によって音楽記号のト音記号を連想させるデザインにしました。