NIWA GRAPHICS

加藤花苗

「自然界の現象」を、テクスチャ・マテリアルとして、紙、そして空間に再構築する。

ここは作られた「庭」である。自然物を、植物、石、あるいは虫を実際に採取するような気持ちでカメラで記録した。そこから抽出した素材のイメージを広げていく。気になったものに、複数の意味や理論を与えてみる。ポスターの白い紙は、時に奥行きのある空間となり、物質が置かれる面となり、そこにもこちらと等しく重力があるのだ。光、空気、感触、重み、規則性、性質、色。自然の断片から広がるイメージは、まるで空間を形作るかのように繁茂し、紙媒体のグラフィック一枚一枚が、この庭の空間を満たす一部になる。

加藤花苗
2003年生まれ 神奈川県出身
2022年 横浜市立桜丘高等学校卒業後、桑沢デザイン研究所に入学

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