本とはなにか。
『走れメロス』を題材に、身の回りの物にグラフィックを施した。
これらのグラフィックは、物語を読むことで“言葉”を持つようになる。
その瞬間、機能の境界を定める主導権は、制作者から読者へ渡る。
これらは本と呼べるのか、それとも別の概念として捉えられるべきものなのか。
本の定義は、従来、形態や構造に基づいて論じられてきた。
しかし、言葉が付与され、読者の解釈が介在することで、新たな“本”のあり方が生まれるとすれば、本とは何を指すのか。

戸田 明希
『走れメロス』を題材に、身の回りの物にグラフィックを施した。
これらのグラフィックは、物語を読むことで“言葉”を持つようになる。
その瞬間、機能の境界を定める主導権は、制作者から読者へ渡る。
これらは本と呼べるのか、それとも別の概念として捉えられるべきものなのか。
本の定義は、従来、形態や構造に基づいて論じられてきた。
しかし、言葉が付与され、読者の解釈が介在することで、新たな“本”のあり方が生まれるとすれば、本とは何を指すのか。
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