私たちは誰かの秘密に「好奇心」を持っている。
秘密の善し悪しはどうであれ、この覗き見は一度始めたら止められない。
ネット上に溢れる情報が、毎日大量の理不尽で私たちの脳を洗い流す。
どこにいようと、どんなに小さな秘密であろうと、プライバシーや秘密が透明になりつつあるのを感じている。
覗き見をしているうちに、呼吸や心拍数が上がり、人と人との境界を塗り潰し高揚感に包まれる。
こうして覗き見を楽しんでいても、結果は忘れてしまうほどにどうでもよい。
秘密は常にワクワクするものではなく、結果として退屈で危険なものになるのかもしれない。
小さな穴から、せわしなく覗いて、答えを探して。








