「ストレス解消」という言葉の「枠」を超えた新たな体験や心理的な向上に繋げられる照明提案
無念とは心に何も思わないことを意味し、感情、意欲などの制限がなされない言葉と定義されています。
現代社会は「ストレス社会」とも言われています。日々さまざまなストレス解消法が生まれ続けており、外部からのアプローチで心理的なストレスを解消できるようにはなりましたが、その反面、必然的に私たちはその代償として身体的健康や金銭など何かを少しずつ失うことになってしまっているようです。
作品ではい石という、自然との調和が高く、空間を再構成し、且つ安定感や落ち着きをもたらす特徴を利用すると共に、石の中から温かみのある光を灯します。これを通して、使用者は自ら構築した空間で瞑想や座禅、ヨガなど、最終的に無念に至ることで、精神を向上させていけることをポイントとして表現したいと考えています。最終的には、ストレスを解消させ、無念の境地に至ることで自分とは何かということを意識していただければ幸いです。
